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アイメイクが病気の原因に?知っておきたい危険なアイメイクと化粧品の使い方
アイメイクが危険な目の病気に発展する可能性があることを、国民生活センターが警告している。
2002年頃から「まつ毛エクステ」や「まつ毛パーマ」「アートメイク」「カラーコンタクトレンズ」等を利用した消費者から、施術後や使用後にトラブルを訴えるケースが増加。
また、アイメイクに欠かせないマスカラなどの化粧品には使用期限があり、期限を過ぎて使い続けることは目の健康にとって危険との指摘もある。
アイメイクをするうえで知っておきたい知識や化粧品の使い方など、トラブルを未然に防ぐためのポイントとは。
アイメイクの病気を防ぐには?
国民生活センターでは、まつ毛エクステンションやアートメイクの施術後のトラブル増加を受け、消費者に以下のような注意を促している。
まつ毛エクステンション
施術には美容師資格が必要。サロンを選ぶ際には、施術者がきちんと美容師免許を取得しているかどうかを確認。施術後の目のトラブルは、施術者の知識・技術不足が原因の場合と、接着剤が原因で起こるケースがある。
まつ毛パーマ
頭髪用のパーマ剤と同様のものが使われるケースがあり、安全性に問題がある。使用する用剤がまつ毛専用のものでない場合は施術を控えるのが望ましい。
アートメイク
目の付近の皮膚に針で色素を入れる危険度の高い施術。日本では医師免許を有しない者が業として行えば医師法に違反するため、医療機関で行うことが望ましい。刺青と同じく、一度入れると消すことが難しいため、デメリットを充分に把握したうえで利用したい。
カラーコンタクトレンズ
トラブル事例では使用後や使用中に目が充血したり痛みを感じるケースが多い。コンタクトレンズの承認基準を満たさないものを利用すると、レンズのゆがみや色素の脱落等で角膜を傷つける可能性が。購入前は必ず眼科を受診し、眼科医の処方に従ったレンズを購入すること。
化粧品の使用期限も要チェック。危険な使い方を避けよう
また、普段使用している化粧品やメイク道具も、使い方によっては目の病気を引き起こす可能性がある。目に近い部分に使用するマスカラやファンデーションは使用期限を把握し、期限を過ぎたら利用しないようにしよう。また、メイクブラシやビューラー等のメイク道具も定期的に洗い、雑菌の繁殖を防ぐよう心がけたい。
マスカラ
使用期限は3~4ヶ月間。
アイライナー
リキッドタイプの使用期限は3~4ヶ月間。ペンシルタイプは12か月間。削ることで細菌が繁殖しにくくなる
アイシャドウ
使用期限は12か月間。チップやブラシは一週間に一度洗うか、使い捨てタイプのものが良い
ファンデーション
使用期限は12ヶ月間だが、指で直接取るタイプは6ヶ月以内の交換がおすすめ
メイクブラシ
細菌が付着しやすく、週に一度は洗うのが理想。水洗いよりもベビーパウダーやコーンスターチなどに汚れを移しとる「粉洗浄」がおすすめ
ビューラー
表面をきれいにふき取り、週に一回程度、中性洗剤等で洗う。